校長室から(2023年度)

運動会を通して(校長室から)

2023年5月30日 08時23分

 5月27日、天候にも恵まれ、予定どおり運動会を開催することができました。

 開催にあたり、テントの設営や片付け、除草作業など、ご協力くださいましたPTA本部役員の方、ボランティアとしてご協力くださいましたたくさんの方々に、改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 最初の全体練習で、私は子供たちに次のようなお話をしました。「一生懸命にがんばること。一生懸命にがんばれば、見てる人を感動させることができ、みんなから応援してもらえる」

 練習を積み重ね本番。子供たちは、期待どおり演技や係活動に一生懸命取り組み、私たちにたくさんの感動を与えてくれました。本当にすばらしかったです。


 今般、学校行事を見直し精選していく中で、半日開催ではありますが「運動会は実施」です。運動会には、大きな教育的意義があると考えています。

 運動会を実施することは「目的」ではなく、あくまで「手段」です。運動会を「通して」、子供たちに「どのような力を身に付けさせるのか」「何ができるようになるか」全教職員で共有し、本番に向けて子供たちを支援してきました。今後は、子供たちとともに「リフレクション(振り返り)」です。

 成果と課題を明確にし、これからの教育活動へ生かしていく「サイクル」を大切にしたいと考えています。

校長室から(2022年度)

SNSの使い方大丈夫ですか?(校長ブログ)

2022年6月17日 16時20分

先日、ホームページの生徒指導関係に

  先日の校長会議で、警察の方から注意喚起がありました。
  ご家庭においてもよく話し合いをして、ネットトラブルにあわないようにしましょう!
  ネットを通じた子供の性被害の防止に向けて (文科省のページへ)

そして、家庭教育のページに

 【ネットトラブル等】
  SNS等での誹謗中傷、個人情報の書き込み等は犯罪です。
  ご家庭においてもネットのルール等の話し合いをお願いいたします。
  #NoHeartNoSNS(ハートがなけりゃSNSじゃない!) 総務省特設サイト
  SNSの誹謗中傷 あなたが奪うもの、失うもの     政府広報オンライン
  #NoHeartNoSNS(ハートがなけりゃSNSじゃない!)
  ネットの危険から子供を守るために  内閣府
  インターネットの危険性について  茨城県警察

という情報を掲載させていただきました。

これから夏休みになる前の時期にもう一度ご家庭でもインターネットの使い方についてご家庭で話し合いをしていただければと思い再度注意喚起させていただきます。

総務省ホームページ「我が国における青少年のインターネット利用に係るフィルタリングに関する調査(2021年)」では、スマホ所持率は小学校低学年が29.2%、小学校高学年が52.5%で、中学生になると87.8%に跳ね上がるそうです。

同じように本校のご家庭においてもスマホを利用している児童はいると思います。

子供たちのICT活用能力は我々大人以上に高く、あっという間に使いこなしてしまうと思います。

ただ、「ものは使いよう」という言葉があるように、物は使い方ひとつで、役に立ったり立たなかったりしてしまいます。

特に、小学生はまだまだ発達段階としては未熟な段階です。善悪の判断も様々な体験をとおして学んでいきますが、インターネットに関しては、小学生でも簡単に被害者にも加害者にもなり得ます。

◎被害者になるケース
・ある女子中学生は、コミュニティサイトで知り合った男に、連絡先と顔写真をばらまくと脅かされて、自分の裸の画像を送信させられた。
・ある女子中学生は、コミュニティサイトで知り合った男に、言葉巧みに衣類を買い与える約束で誘い出され、ホテルでわいせつな行為をされた。
・ある女子高校生は、交際相手の男に携帯電話で裸の写真を撮られた。その後、女子高校生から別れ話をもちかけると、男は復讐するつもりで女子高生の同級生にその画像を送りつけ、その結果、同級生の間で無料通話アプリなどを通じて画像がやり取りされ、出回ってしまった。
・ある女子小学生は、インターネット接続が可能な携帯ゲーム機のゲーム内で知り合った「女性」に、裸の画像の交換を要求され、自分の裸の画像を送信させられていた。この女性は、男がなりすましていた。
・ある男子中学生は、コミュニティサイトで知り合った男と実際に会った結果、わいせつな行為をされ、その様子をデジタルカメラで撮影された。その後、その男から「学校にばらす」等と脅された。

◎加害者になるケース
・ある少年は、スーパーの店内において、パンや菓子の包装紙にいたずらをする様子を投稿した。投稿した動画に対する反響などを見て、自分を英雄視していた。
・少年らは、スマホから自動的に110番するウイルスを作成した後にインターネットに拡散させて、スマホ使用者が意図しない110番発信を全国で多数発生させた。
・少年は、中学・高校の生徒の成績などをインターネット上で管理するシステムにアクセスし、生徒の名前や住所、成績などの大量の情報を不正に盗み出した。
・女子高校生は、出会い系サイトに自分の年齢や容ぼうを記載し、「買い物や映画に連れて行ってほしい。お小遣いをもらいたい」などと書き込み、金品を受け取ることを示して人を児童との異性交際の相手方となるように誘引した。
(出典:政府広報オンライン 「あなたのお子さんは大丈夫?スマホ、携帯にご注意を!ネット犯罪の落とし穴」 から)

その他、親のしらないところで、LINEなどのSNS上に友達への誹謗中傷などを書き込んだなどということは、全国的に頻繁におこっていることです。

◎家庭のルールの例
・接続するサイトやダウンロードするアプリは保護者に確認する。
・下着姿や裸の写真は撮らない、撮らせない。
・個人を特定される情報を書き込まない。
・利用料金や利用時間を決める。
・知らない人と電話やメール、メッセージの交換をしない。
・困ったことがあれば、必ず保護者にすぐに相談する。
・他人のID・パスワードを勝手に使わない。
・ルールを守れなかった時のルールを決める。

学校においても1人1台端末を学習で使用するにあたっては、各教室で使い方やルールについて指導していますが、ぜひこの夏休み前の時期に、ご家庭においてもどのような使い方をしているのか再度確認していただき、ルールを守って上手に活用できるようにしていただければと思います。

駒込小学校長 鈴木 昭博