校長室から(2023年度)

どうぞよろしくお願いいたします。(校長室から)

2023年4月12日 13時00分

 今春の定期人事異動により、常総市立鬼怒中学校からまいりました 多賀谷 重豊(たがや しげとよ)と言います。どうぞよろしくお願いいたします。

 本年度は、「みんなが笑顔になる学校」を教育目標とし、個の能力を伸ばす「楽しく学べる学校」、多様性を認め合う「一人一人を大切にする学校」、命を守る「安心・安全な学校」づくりを通して、「すすんで学ぶ子」「優しい子」「たくましい子」を育てていきたいと考えております。教職員一同、全力で取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 また、本年度も本サイト「校長室から」を通して、学校の様子や私が感じていることなどを発信してまいりますので、ぜひ、ご覧ください。

<簡単に経歴を紹介させていただきます>
平成 8年4月~ 協和町立協和中学校(現:筑西市立協和中学校)(新採教員として)
平成16年4月~ 下館市立川島小学校(現:筑西市立川島小学校)(教諭)
平成22年4月~ 筑西市立養蚕小学校(教諭)
平成27年4月~ 県教育研修センター(指導主事)
平成29年4月~ 県教育庁学校教育部義務教育課(指導主事)
令和 3年4月~ 常総市立鬼怒中学校(教頭)
令和 5年4月~ 古河市立駒込小学校(校長)

どうぞよろしくお願いいたします。

校長室から(2022年度)

私の夏休み(校長ブログ)

2022年9月6日 16時19分

私の夏休みは、親知らずを抜くことから始まりました。

夏休み1週間前あたりから、右下の奥歯付近が痛み、歯医者さんにいったところ、「親知らずですね!抜きましょう!」と言われ、気弱な私は毎日不安で仕方ありませんでした。

しかし、親知らずを抜くまでの方が痛みがひどかったので、今考えれば抜いてさっぱりできてよかったなぁと思っています。

それでも痛みに弱いので、やっぱり歯医者さんは苦手です。

夏休みの1番の思い出と言えば、10年前に担当していた事業の「再開プロジェクト」を実施したことです。

私は10年前に茨城県から福島県にある国立那須甲子青少年自然の家に派遣されていました。平成22年度から24年度の3年間勤務していました。

1年目の3月に東日本大震災が起きて、まさに予想だにしない事態となり、そこから約半年避難所運営(多いときには約620名の避難者対応)に携わりました。そのことについてはまたの機会に詳しく書きたいと思います。

3年目の夏に、私が主担当となり、福島の未来を担う子どもたちを育てることを目標とした「福島復興支援事業なすかしドリームプロジェクト」という14泊15日の長期キャンプを実施しました。詳細は、「なすかしドリームプロジェクト」のFacebookページがありますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

当時小学5,6年生の22名が参加していましたが、事業のメインプログラムとして2泊3日で、福島県西郷村にある国立那須甲子青少年自然の家から磐梯町にある国立磐梯青少年交流の家までの100㎞ウォークを行いました。なかなか人生の中で100㎞という距離を歩くことはありませんが、仲間と協力することで困難なことも達成できるという達成感を味わわせたかったのです。その結果22名誰ひとりあきらめることなく全員で歩き抜くことができました。そして、10年後の未来に向けてタイムカプセルを埋めました。

10年後に再会プロジェクトを実施することを約束し、次の年から毎年このキャンプがその後の生活にどのような影響を与えているかを10年間追跡調査を続けました。

そして、その10年目が今年の夏だったわけです。

コロナ禍であり、参加者は全員とはなりませんでしたが、成人した参加者と当時のスタッフが集まり、今度はオールナイトで当時の逆コース(国立磐梯青少年交流の家から国立那須甲子青少年自然の家まで)の100㎞ウォークを達成しました。

それぞれ自分の夢に向かって進んでいる立派に成長した参加者と歩きながら夜通し語り合ったり、タイムカプセルをあけて当時の思い出に浸ったり、素晴らしい再会プロジェクトとなりました。

事業の目標であった、「未来の福島を担う子どもたちを育てる」が達成されたと感じた瞬間でした。

想いが夢を叶える!

そんな貴重な経験をさせていただきました。

日本教育新聞の1面にも掲載されましたので、ぜひご覧ください。

古河市立駒込小学校長 鈴木昭博

日本教育新聞8月22日号に掲載、掲載許可済み