校長室から(2023年度)

「家庭教育学級」開級式にあたって(校長室より)

2023年6月6日 12時40分

 6/5(月)に「家庭教育学級」の開級式があり、親子給食、親子はみがき教室が開かれました。

 家庭教育は「すべての教育の出発点」と言われます。子供たちは、家族とのふれ合いを通して、基本的な生活習慣や思いやり、自立心、社会的なマナーなどを身に付けていきます。家庭は、子供たちにとって、最も身近に接する社会そのものです。常に子供の心のよりどころとなっており、家庭の役割はとても重要です。しかし、特別なことをするということではなく、例えば

・ 「おはよう」「ただいま」「おやすみ」などのあいさつを習慣にしている。

・ 早寝早起きを心がけている。

・ 家族団らんの時間を大切にしている。

・ 親子で一緒に何かを体験する。

・ 学校での出来事などについて、子供とよく話をする。 などです。

 そういった日々の積み重ねが、子供たちの健やかな成長につながっていきます。

校長室から(2022年度)

「生涯にわたって学び続ける」時代に(校長ブログ)

2022年4月27日 16時30分

 人生100年時代と言われています。平均寿命で言えば世界1位です。(2022年版の世界人口白書(State of World Population)によると、平均寿命が最も長い国は日本で、男性は82歳、女性は88歳だった。)ただ、健康寿命を考えると平均寿命よりも10歳ほど差があるようです。

 いずれにしても世界有数の長寿国である日本において、勉強は学校時代だけすればよいというものではないということはほとんどの方がそう思うことでしょう。

 現在の世の中は、生涯にわたって学び続ける時代であると言われます。時代の変化が早く、さらには予想だにしない災害も増えています。それらに対応するためには、学校での勉強だけでは対応できません。むしろ社会人になってからの方が学んでいる方が多いのではないでしょうか。仕事の内容もどの仕事をとってもおそらくずっと昔から同じような方法で仕事をこなしていることばかりではないと思います。新しいシステムや最新の技術を学びながらスキルアップしていると思います。普段の生活ひとつとっても新しい家電製品が出れば、新しい機能がついており、それをどうやって活用するのかも勉強ですし、新しいソフトやアプリを一から勉強するのも同じです。

 本来、学ぶことは楽しいことです。自分が知らないことを知る。わからないことがわかるようになる。できないことができるようになる。それはすべて過去の自分と比べて向上的に変容していることが実感できるからだと思います。

 小さなことでも目標を持って、そのために具体的にどのようにこつこつと積み重ねていくのか。「小さなことを多く積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道なんだ。」と努力の天才といわれるイチローも言ってます。

 今子供たちは生涯学習の基礎となる学習を毎日積み重ねています。子供たちとともに我々大人も学び続け、学ぶことは楽しいことなんだということを行動で示せるようになりたいと思う今日この頃でした。

※ 写真は、先日の職員研修の様子です。

駒込小学校長 鈴木 昭博