校長室から(2023年度)

運動会を通して(校長室から)

2023年5月30日 08時23分

 5月27日、天候にも恵まれ、予定どおり運動会を開催することができました。

 開催にあたり、テントの設営や片付け、除草作業など、ご協力くださいましたPTA本部役員の方、ボランティアとしてご協力くださいましたたくさんの方々に、改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 最初の全体練習で、私は子供たちに次のようなお話をしました。「一生懸命にがんばること。一生懸命にがんばれば、見てる人を感動させることができ、みんなから応援してもらえる」

 練習を積み重ね本番。子供たちは、期待どおり演技や係活動に一生懸命取り組み、私たちにたくさんの感動を与えてくれました。本当にすばらしかったです。


 今般、学校行事を見直し精選していく中で、半日開催ではありますが「運動会は実施」です。運動会には、大きな教育的意義があると考えています。

 運動会を実施することは「目的」ではなく、あくまで「手段」です。運動会を「通して」、子供たちに「どのような力を身に付けさせるのか」「何ができるようになるか」全教職員で共有し、本番に向けて子供たちを支援してきました。今後は、子供たちとともに「リフレクション(振り返り)」です。

 成果と課題を明確にし、これからの教育活動へ生かしていく「サイクル」を大切にしたいと考えています。

校長室から(2022年度)

ポジティブ変換器(校長ブログ)

2022年6月2日 16時19分

私が思う自分の長所、短所は次のような感じです。

<長所>
新しもの好き
好奇心旺盛
常に前向き
優しい

<短所>
飽きっぽい
落ち着きない
せっかち
いいかげん
無駄遣いが多い
大食い
せかせかしている
集団行動が苦手
面倒くさがり

誰にでも長所、短所があり、おそらく日本人の特性として、特に短所の方が多くなってしまうのではないでしょうか。
さて、ものは考えようで、一見ネガティブと捉えられがちな短所をポジティブ変換してみるとどうなるでしょうか。

<短所をポジティブ変換すると>
飽きっぽい → 気持ちの切り替えが早い
落ち着きない → アクティブ
せっかち → テキパキしている
いいかげん → おおらか
無駄遣いが多い → 社会に貢献している
大食い → 健康的
集団行動が苦手 → 自立している
面倒くさがり → 効率的に考えている

何だか、短所も長所のように感じてしまいます。
要は自分の気持ちの持ちようということです。
同じ景色でも、見る人の心の持ちようで、バラ色にもなるし、灰色にもなるということです。

アドラー心理学でもよく出てきますが、人は「客観的な事実」ではなく、自分で意味づけをしている「主観的な解釈」の中で生きているということ。自分で「変えられること」(自分の考え方や行動など)と自分で「変えられないこと」(他人の考え方や行動など)の見極めをしっかりすることで楽に生きられるということです。

ちょっとしたスキルですが、これが定着してくると、何だか楽しくなってきます。
特に、逆境にいる時、つらい状況の時。そんな最悪な状況を客観的にとらえ、「あとは上がるしかない!」と思えたら最強ですね!

何事もポジティブ変換して、世界に一人しかいない、かけがえのない自分と上手につきあっていけるといいですね。

私は、自他共に認めるめんどくさがりですが、めんどくさいと思ったことを丁寧にやると人生案外うまくいくということもこの歳になってやっと学んだことです。

駒込小学校長 鈴木 昭博