校長室から(2023年度)

「家庭教育学級」開級式にあたって(校長室より)

2023年6月6日 12時40分

 6/5(月)に「家庭教育学級」の開級式があり、親子給食、親子はみがき教室が開かれました。

 家庭教育は「すべての教育の出発点」と言われます。子供たちは、家族とのふれ合いを通して、基本的な生活習慣や思いやり、自立心、社会的なマナーなどを身に付けていきます。家庭は、子供たちにとって、最も身近に接する社会そのものです。常に子供の心のよりどころとなっており、家庭の役割はとても重要です。しかし、特別なことをするということではなく、例えば

・ 「おはよう」「ただいま」「おやすみ」などのあいさつを習慣にしている。

・ 早寝早起きを心がけている。

・ 家族団らんの時間を大切にしている。

・ 親子で一緒に何かを体験する。

・ 学校での出来事などについて、子供とよく話をする。 などです。

 そういった日々の積み重ねが、子供たちの健やかな成長につながっていきます。

校長室から(2022年度)

茨城新聞(7/13)の記事から(校長ブログ)

2022年7月14日 16時19分

昨日の茨城新聞に興味を引いた記事が2つありました。

ひとつは、「小学校卒業生希望の職業」についての記事です。
株式会社クラレは、今春小学校を卒業した子どもとその親を対象に、「将来就きたい職業」と「就かせたい職業」のアンケート調査を実施しました。その結果が下の表です。

(引用:今年3月に小学校を卒業した子どもらが「将来就きたい職業」 株式会社クラレ)

当然ですが、中学生、高校生、大学生となるとより具体的な職業になってくると思います。
中でも、教員が男の子、女の子どちらにも入っていることがうれしかったです。

小学生の頃は、いろんなことを吸収しながら、かわいらしい夢を思い描くと思いますが、我々大人は子どもの夢をどのくらい真剣に聞いているでしょうか。

はじめから「無理無理!」と決めつけず、親や教師が子供とともに夢を楽しく語り合い、夢に向かって挑戦することの大切さ、チャレンジする機会を提供できたらとっても素敵だなあと思います。

「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ!」と本田宗一郎さんも言っています。

夢を叶えている人は、何度も何度も挑戦し、あきらめない人だと思います。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ!」とスラムダンクの安西先生も言っています。

もし、子供が失敗したら、親や教師は、大きく両手を広げて、「よくがんばったね!」「おかえり!」と迎えてあげて、次の挑戦に向けてのエネルギー補充が十分になるまで、寄り添って応援してあげることが役割だと思います。

ふたつめは、ACジャパンの広告です。

87歳の若宮正子さん。
「とにかくバッターボックスに立ってみる。バットを振ったら、当たるかもしれないじゃないですか。」
若宮さんはこういいます。

若宮さんは、80歳を越えてから初めてゲームアプリをつくり、国連本部でスピーチすることになったり、86歳でデジタル庁の会議の構成員になったりしています。

そして、「自分の未来にフタをしないこと。何歳からでも人は変わることができるから。」と言っています。

若宮さんからしたら自分なんかまだまだひよっこの年齢。

あらためてまだまだ修行が足りないなと反省しかありません。

この2つの記事、小学生と87歳のおばあちゃん、どちらも未来の夢に向かって輝いている姿はとっても素敵だなぁと思いました。

駒込小学校長 鈴木 昭博